エフェクターでは出せないサウンドが ここにある。
3 Single Stratocaster ONLY

ノイズシールド
ULTRA Assembly
トップ画像は
at_tuning製「ノイズシールド・ピックアップ」搭載アセンブリで
す。
ボディ側の
シールド施工不要でノイズを消し去ります。
at_tuning
では いち早く「銅箔+アンダープレート」によるシールドピックアップを考案、販売しております。
現在 at_tuning にて取り扱いの各種サーキットにつきましては、基本的にノイズレス設計に基いて組み上げております。
▼ストラト ノイズについて▼
シングルピッ
クアップにおける「ノイズ」とは何か。
一般的に
ノイズ対策の副作用としては「ハイ落ち」がよく語られます。
いわゆる「高域成分の減少
による音質の変化」です。
対策前と比較すると、確かにノイズは少なくなった
が「高域にキレが無くなった」〜というような印象を受けるのでしょう。
お話をはじめる前に、まず「ノイズとは何か」〜を
知る必要があります。
ストラトのようなシングルコイル・ピックアップは
「ハムバッカー」と比較すると「音の立ち上がりが鋭い」「キレがある」という「特性」があります。
つまりそれはハムバッカーには無い「ストラトの個
性」です。
難点となるのが「ノイズ」
ストラト使いのプロギタリストは、演奏が終わると
「必ずボリュームを絞り」不快なノイズが出ないよう心がけます。
つまり、ノイズが出ることを知りながらも使い続け
ているのです。
しかし
いくら「ストラトの個性」とはいえ、やはりノイズは気になります。
そして
いつしか「ストラトにはノイズ対策が必須」という知識も一般に広まり、その施工方法もネット上に掲載されるようになったのです。
現在では「ピックガード裏面のアルミシールド」は
一般化しています。
これは「ポットやセレクター」などの電装品をアル
ミ箔でつなぎ「ノイズをアースに流して消す」という手法です。
※ピックアップワイヤからの電磁ノイズまでキャッ
チするには大判のアルミシールドが有効。
これでもノイズは減りますが、十分な対策とは言え
ません。
最終手段としては「上記のシールド」+「ボディ側
の対策」となります。
いわゆる、ピックアップやコントロール部分を飲み
込む「ボディの彫り込み部分全体」にも「シールド施工」をして「完全に電磁波を閉じ込めてアースに流して消す」方法です。
具体的には「ボディ側もキャビティ全体に導通塗料
を塗る」あるいは「アルミや銅箔を貼る」〜などです。
注意点としては「ピックガード裏シールド」や「ボ
ディ側シールド」は「どちらも完全導通していなければならない」ということです。
実際には、ボディ側のシールドと接触するよう「電
気を通す金属ネジを打ち込み」それにもアースワイヤを繋いでノイズを流す工夫が必要です。
※「アルミや銅箔」を貼る際の注意点としては、小
さく「ちぎった」ソレらは「裏面の粘着層により導通が遮られている」〜という事実を理解しておかなければならない事です。
【通電を妨げないアルミや銅箔粘着テープも存在します】
つまり重ねて貼られたそれらは「単独の部品の集合
体」に過ぎず、全体に電気は流れないのです。
解決策としては「カッターナイフ」で重なり部分に
刃を入れて「上下に重なった箔に導通を与える」事です。
部品だったアルミ箔全体に電気が通る事を確認する
には「テスター」を使うのが確実です。
※導電塗料を使う場合は、その手間がありません
が、3回程度の重ね塗りが必要ですし、多少のハミ出し汚れなども覚悟しなければなりません。
※故意にハミ出し塗布させて「ピックガード裏のア
ルミシールドと接触導通」させるのもよいでしょう。
〜それだけで完全な導通を確保するのは難しいです
ので、ワイヤによる導通も必須です。
以上でストラトのノイズ対策は万全となりますが、
音質に敏感な方はここで気づかれる事でしょう。
それは前出の「ハイ落ち」〜高域成分の減少です。
施工前に比べて「音の鋭さ」が目減りしたような感
覚を覚える事でしょう。
ノイズを語るには、まず、「音の成分」や「特性」
についても知る必要があります。
一般的に、人の耳に聞こえる音は、高域成分ほど伝
わりやすく、低域成分ほど聞こえにくい、という特性があります。
いわゆる「耳障り」と表現される音は「ほとんどが
高域成分」なのです。
それをギターのサウンドに置き換えてみると「高域
成分に多く含まれるのもノイズ」と言うことになります。
ノイズ対策をする前の音を完全に覚えていたとした
ら「ノイズの減少=高域の衰退」という「理解」に思考が結びつくのは当然です。
問題は「どの程度」なのか、と言うことだと思いま
す。
昔のように、ギターに接続する高価な機器を揃えら
れなかった時代とは違い、現代では安価なエフェクターでも十分な性能を持つものが簡単に手に入り、ある程度は「それらで補えられる」環境があります。
ようは「ハイ落ち」を嫌って「ノイズ」を受け入れ
るか、それとも「ノイズの無い環境を楽しむ」のか、という選択だと思います。
※たとえば私の選択は後者。
ノイズの少ない「クリーンなサウンド」を楽しんで
います。
耳障りなノイズは「精神衛生上」よくありません
し、それで不満があるのかと言えば、私は胸を張って「不満など無い」と言いきれます。
もう、ノイズまみれのストラトには戻れません。
(^-^)
▼
ハイ落ちに関する数値比較▼
興
味深い実験をされた方がいらっしゃいましたので、リンクを下に置きます。ご参考まで。